病院機能評価認定更新

平成29年4月17日病院機能評価3rdG:ver.1.1を受審するための準備委員会を設け、

予備審査を受けることなく平成30年3月15日・16日の厳しい本審査を受けました。

そして7月6日評価機構より審査結果が届き追加審査はなく、

一般病院1・リハビリテーション病院・慢性期病院の3部門同時に認定されました。

これも無謀といえる決断に準備委員全員が賛同し、一丸となって今までの業務の振り

返りをし、整理しそして補足するために頑張っていただいた結果であると思います。

私は常日頃日本の医療全体のレベルアップには地域の中で常に住民の身近にあり、

気軽にかかることのできる我々の病院のような中小病院こそ、質の向上が大切で

あると考えており私が受審を決断したのはもう一度日本医療機能評価機構設立の

原点「国民の医療に対する信頼を揺るぎないものとし、その医療の質のさらなる

向上を図ることを目的に病院の機能の学術的観点から中立の立場で評価し、

問題点の改善を支援する第三者機構であるということを確認し理解し改めて共感し、

以前に日本医師会会長であり、機構の理事長であった坪井栄孝先生の

「病院機能評価を受けるという一つの目的のために病院が一丸となって準備に取り組

む時、それを単なる準備ではなく、日々の医療の確認であり自院の強みと弱みを職員

一人ひとりが確認し、改善への道を探る場となる。その準備の過程で生まれる効果こそが

医療の質の向上であり、私はそれを評価することが機構の本来的事業であると考える」

という一文に勇気づけられたからであります。

そして先日いただいた審査結果報告書の総括内では病院の特色として

『貴院は、個人病院として開設されて以来、地域住民の医療を担う病院として診療機能の

高度化や質の向上、施設・設備の充実・強化等を図ってこられた。

そして、医療提供体制や診療機能の充実、快適な療養環境の整備を図るなど、急性期医療

から慢性期医療、リハビリテーション、在宅療養の支援に至る幅広い医療を提供する病院

として地域住民の健康維持に貢献しつつ現在に至る。病院機能評価による医療の質向上

にも早くから着目され、2002年の初認定から継続して受審されている。

「やさしい医療」「賢い医療」「安全な医療」の提供を目指す病院理念の実践に向けて、

医療の質の向上や安全の確保、良好な療養環境の維持などに努めている。

今後、貴院がますます発展されることを祈念したい。』

と述べてくれております。

これは私が柏戸病院のあり方として進めている考え方や行動を実地検証し、よく理解して

下さったものとありがたく思います。

そして、今回の受審において気付いた事項を改善し、地域に根ざしたより質の高い医療を

提供できる病院にしていきたいと思っておりますので、地域住民の皆様には今後も引き続き

ご支援・ご協力を賜わりたくお願い申し上げます。


                                  院長 斉藤俊弘







 

 

投稿日:2018年8月14日|カテゴリ:柏戸ニュース